（1）「安全の実現に欠かせない視点」の実践と安全最優先の意識の浸透

1. 日々の業務の中で「安全の実現に欠かせない視点」を意識することに取り組みます
2. 「安全が確認できないときは『迷わず列車を止める』『迷わず作業を止める』」船舶バージョンに取り組みます

（2）組織全体で安全を確保する仕組み(安全マネジメント)の充実

1. 「安全性向上の取組み」に基づいた四半期ごとの振返り、マネージメントレビューの実施で、PDCAを着実に回していきます
2. 「現場長の安全マネジメント手引き」「ＪＲ西日本宮島フェリー安全マネジメントブック」を活用して、弱点を明確にし、その補強に着実に取り組みます
3. リスクアセスメントの活性化に向け、「分析・対策策定の手引き」の活用をすすめます
4. 新たな業務展開（訪問税導入、多客対応方の変更等）に応じた計画リスクアセスメントをすすめます

（3）一人ひとりの安全考動の実践

「５つの大切にしたい価値観」を共有

～「何よりも安全を優先し」「期待に応え」「自ら進んで」「中間とともに」「視点に照らして」～

1. 指差喚呼・基本動作の完全実施に取り組みます
2. ヒューマンファクター（HF）の実践的理解とリスクベース思考の浸透を図ります
3. 「能動的に考え、学び、採り入れ、やってみる」社員と組織づくりの基盤として、「ヒューマンエラー非懲戒制度」の導入をすすめます
4. ＪＲ西日本中国統括本部事故資料展示室当社版安全研修を継続します

（4）安全を維持する船舶運航システム・体制の充実

1. 身近な作業の効率化（手作業の機械化：デジタル機器の活用）に取り組みます
2. ウィズ・アフターコロナを踏まえたお客様・社員の感染防止対策を徹底します
3. 船長、機関長、地上職が、あらゆる場面で「確認ですが⇔確認ありがとう」を実践します
4. 四半期訓練の充実及び異常時総合対応訓練の実施に取り組みます
5. 規程類の読み合わせによる船員と陸上作業員の規程の理解と相互信頼の醸成に取り組みます
6. 宮島航路３社での協力に取り組みます
7. 発生修繕履歴を踏まえた計画修繕の充実及びブラッシュアップ計画の実施に取り組みます

1. ＪＲ西日本中国統括本部安全推進会議による情報の共有化
2. 救援艇運用に備え救援艇運用標準の整備及び関係規程類の改正
3. 指導添乗によるOJT
4. 気がかり事象の収集及びリスクアセスメント対策・m-SHELL分析とフィードバックの実施
5. 宮島口大桟橋における不具合事象の解消

[事故等の発生状況]

1. お客様の死傷事故は2022年度において発生していません
2. 社員の休業労災は2022年度において発生していません
3. お客様にご迷惑をおかけする海難は2022年度において発生していません